全体の構成を練る

全体の構成を練る

ポイント② 全体の構成を練る

ポイント①で職務経歴書の材料が出揃いました。
次はいきなり書き出すのではなく、応募企業にアピールする文章の構成を考える必要があります。

応募職を意識して「メリハリ」を付ける

構成を考える際には、誰に対し何の目的で書くのか念頭に置くことが重要です。
職務経歴書は、特定の会社、特定のポジションに応募するために作成するのですから、それらに関係のある経験をしっかりと書き込まなければなりません。逆に応募職種に関係のない経験は、シンプルに記入する必要があります。記載する順序、各記載内容のボリュームに気を配りながら、自分がいかに今回の仕事に適した人材かを効果的にアピールできる構成を心がけましょう。

担当者の目に留まる「要約」を付ける

中途採用の場合、募集部門の責任者が書類を審査します。彼らは日常の業務をこなしながら、時間のない中で書類審査することがほとんどです。
冒頭に、多忙な担当者が一目であなたの能力がわかる要約を作成しましょう。

記載する「項目と順序」に注意する

職務経歴書に記載する項目・順序は、次のとおりです。

  1. 希望職種
  2. 要約(+自己PR)
  3. 技術・技能
  4. 職務経歴
  5. 資格
  6. 英語力
  7. 学歴
  8. その他(家族、趣味等)

読みやすい「表形式」を活用する

エンジニアの方など多数のプロジェクトを経験している場合には、表形式で記載し、プロジェクト内容、開発環境、開発規模、担当ポジション、担当業務ごとに、列を分けて記載した方が読みやすいです。

キャリアに合わせ「2種類」の書き方を使い分ける

職務経歴書の記載方法には大きく分けて、編年体式(クロノロジカルレジュメ。時系列に沿って、その時々の業務内容をまとめていく方式)と、キャリア式(ファンクショナルレジュメ。経験を職務分野別にまとめて記載する方式)の2通りがあります。サンプルでは、編年体式を使用しています。
複数の分野の業務を兼任している場合(例えば、人事と経理を兼任)は、キャリア式で作成した方が読み手にわかりやすくなります。