面接時の注意点

面接時の注意点

面接時の注意点

面接官に対する姿勢や態度など、面接には抑えておかなくてはいけないポイントがあります。ここに挙げる注意点は基本的なことがほとんどですが、その理由や効果まで具体的に明記しております。面接前にご一読いただき、改めて基本の大切さをご理解いただければと思います。

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セールスマインドを持つ

あなたは、自分自身のセールスパーソンです。面接では「自分はこれだけの経験・能力・技術があります。だから御社のこのポジションに最適な人物です」と、自分という商品を面接官に売り込む必要があります。本物の営業部員のような巧みな話術は必要ありませんが、心の持ち様として「面接とは自分をセールスする場である」ということを常に思い出してください。

どんな人物を採用したいのか

面接に成功するポイントは「面接官がつい採用したくなるような人物像」を常にイメージして発言、行動することです。人物評価というのは、評価する人が変わってもさほど変わらないものです。まずは、あなたが採用したいと思う人物を想像してみてください。あなたがその人物像に近づければ、おそらく採用されることでしょう。また、自分では大丈夫と思っても、他人の印象では違うこともあります。ぜひ面接前に、ご家族やご友人の方にあなたの態度をチェックしてもらうことをお勧めします。

一歩入ったら、そこは面接会場

面接を受ける企業のオフィスに一歩入ったらそこは面接会場です。受付の人、応接室まで誘導してくれる人なども、あなたの態度をチェックしています。時には、採用担当者に印象をフィードバックしています。オフィスで会ったすべての人から好感をもたれるように礼儀正しく振る舞いましょう。

相手の目を見て話す

最近多いのが、下を見ていたり、目線がさまよっていたり、相手の目を見て話せない人です。面接時に、面接官の目を見なければ、通過は困難になります。必ず面接官の目を見て話すようにしましょう。
目を見て話すのが苦手な方は、相手のアゴや鼻を見ても良いかもしれません。ずっと見続けるのが恥ずかしければ、数秒ごとに目を見るという作戦も有効です。

姿勢をまっすぐ正す

猫背の方もよく見かけます。背筋が伸びていないと自信がなさそうに見え、仕事ができなさそうに見えるので姿勢をまっすぐに正しましょう。細かいことですが、手足の位置にも気を配った方が良いと思います。また、貧乏ゆすりは絶対にやめましょう。ヒジを付くのも、面接官によっては気になるようです。

笑顔と適度な緊張感を持つ

単純なことですが、自然な笑顔は相手へ強烈にアピールするものです。面接中は、笑顔でいることを心がけてください。笑顔が苦手な方は、口の端を上にあげているだけも良いと思います。
緊張しすぎは困りますが、適度な緊張は面接官に真剣さが伝わるので、実はプラス評価につながることが多いものなのです。

会話のキャッチボールはしっかりと

コミュニケーション能力とはどんな能力でしょうか?相手の質問の意図を正確に捉え、的を外さずに、簡潔かつストレートに回答する能力のことです。単なるおしゃべりとコミュニケーションは違います。決して「弁が立つ」必要はありません。的外れなことをたくさん話すよりも、たどたどしくても質問の意図に合ったことを少しだけ話した方が、評価は高くなります。

こんな態度・発言はタブー

面接の時には、次のような態度は、絶対にしてはいけません。注意しましょう。

  1. 積極性が感じられない。自信が感じられない。
  2. 面接官の話をよく聞かない。話をそらす。話をさえぎる。
  3. 自己主張が強すぎる。自分の考えをまくし立て、それがコミュニケーション能力と勘違いしている。
  4. 面接官に対し、横柄な態度を取る。
  5. 話に切れ目がなく、面接官に口を挟む間を与えない。
  6. 緊張して、動揺のあまり、関係ないことをまくし立てる。
  7. ウソをつく。
  8. 応募企業の商品を批判する。企業体質を批判する。
  9. 前の会社の愚痴を言う。上司の悪口を言う。発言が後向き。
  10. 雰囲気が暗い。落ち着きがない。顔色が悪い。

こんな質問はタブー

面接の時に、絶対にしてはいけない質問があります。基本的に質問していいのは、仕事内容、組織構成、職場環境についてだけです。避けた方がいい質問は、次のとおりです。

  1. 話し好きの面接官の場合
    聞き役に回りましょう。相手の発言に、共感的な発言をすれば好まれます。
  2. 意見を求めてくる面接官の場合
    こちらから積極的に意見を言いましょう。ただし、上述しました会話のキャッチボールができているか、常に念頭におきながら話すように注意してください。
  3. 威圧的な面接官の場合
    わざと高圧的な態度で、こちらの反応を見ていることも多いです。相手が威圧的な態度に出ても、感情的になって、ネガティブな発言をしたり、反抗的な態度をとったりしないようにしましょう。
  4. 面接官がくだけたタイプの場合
    適当にくだけでも大丈夫です。こちらが堅苦しく振る舞うと、応募企業の柔軟な文化に合わないのではないかと勘繰られることになります。ただし、くだける程度が問題です。柔軟な面接においても、いわゆる会社の上司に対する態度・話し方くらいが無難なのではないでしょうか。 

臨機応変に対応を変える

面接官も人間ですので、色々なタイプの人がいます。面接官に合わせて臨機応変な対応をしましょう。
以下で、代表的なタイプ例と対応法をご説明いたします。

  1. 話し好きの面接官の場合
    聞き役に回りましょう。相手の発言に、共感的な発言をすれば好まれます。
  2. 意見を求めてくる面接官の場合
    こちらから積極的に意見を言いましょう。ただし、上述しました会話のキャッチボールができているか、常に念頭におきながら話すように注意してください。
  3. 圧的な面接官の場合
    わざと高圧的な態度で、こちらの反応を見ていることも多いです。相手が威圧的な態度に出ても、感情的になって、ネガティブな発言をしたり、反抗的な態度をとったりしないようにしましょう。
  4. 面接官がくだけたタイプの場合
    適当にくだけでも大丈夫です。こちらが堅苦しく振る舞うと、応募企業の柔軟な文化に合わないのではないかと勘繰られることになります。ただし、くだける程度が問題です。柔軟な面接においても、いわゆる会社の上司に対する態度・話し方くらいが無難なのではないでしょうか。

話し方に注意する

面接で不合格になる理由として、実は多いのが「ロジカルでない」という理由です。論理的に話せるかどうかというのは、会話における最重要ポイントとなります。論理的な会話とは、「概略→詳細」「抽象→具体」「意見→根拠」「結論→理由」「問題→対策」といった話し方です。話の最初に「結論」を言うか、最初から「結論」を思い浮かべながら話すと良いと思います。また、滑舌よく、明快に、堂々と話しましょう。
逆に、嫌われる話し方は、次のとおりです。

  1. 政治家的なあいまいな話し方。結論があいまい。
  2. 最初に言ったことと結論がずれる。
  3. 緊張のあまり、支離滅裂になる。同じことを繰り返す。
  4. ぼそぼそとした話し方。声が小さすぎる。声が暗い。
  5. ため口。幼稚な話し方。
  6. 相手を見下したような話し方。
  7. 専門用語の使いすぎ。専門家以外に配慮なく専門用語で話す。
  8. 急に黙る。

前向きな態度で臨む

実は、最も重要なのが「意欲と熱意」です。どんなに能力が高くとも、「御社にぜひ入社させてください」という積極的な気持ちをアピールできなければ、絶対に面接を通過できません。当たり前のことですが、心のこもらない態度では、面接官に対しても大変失礼です。内心では優先順位の高くない会社もあると思いますが、すべての会社の面接に対し、前向きな気持ちで臨んでください。